社会人1社目が教えてくれたこと
仲間と共に築いたキャリアの礎
								株式会社KUWANA 代表取締役鵜飼 幸之介
								
									2015年入社/2021年卒業
								
								株式会社PALACE 代表取締役宮武 聡
								
									2012年入社/2017年卒業
								
								
									入社のきっかけと出会い
									宮武:僕は2012年に新卒でリオに入社しました。もともと「将来はいつか起業したいな」という思いがあって、就職活動のときもベンチャー企業に絞って探していたんです。その中で出会ったのがリオでした。
									鵜飼:僕は2015年入社なので、宮武さんの3つ下の世代になります。僕も同じく「将来は起業したい」という気持ちがあって、エージェントを使って“起業に向けて経験が積める会社”を探してもらっていました。そのときにエージェントの方から強く勧められたのがリオです。面接では中川社長に「5年後くらいには起業したいんです」と生意気なことを言ったら、「3年で独立しなさい」と返されて。あの一言が今でも忘れられません。
									宮武:僕は5年半ほど在籍して転職したんですが、鵜飼とはそのうち2年半くらい被っていました。とはいえ、一緒に仕事をするというよりは“よく飲みに行く後輩”っていう感じで(笑)。だからこそ、リオを離れたあとも飲みに行ったり、仕事や人生の話をしたりする関係が続いています。
								 
								
								
									リオでの経験
									宮武:リオでは、僕たち二人とも似た経歴を歩んでいて、最初の3年間は賃貸管理、その後に売買の部署へ異動しました。賃貸管理では、入社して間もなく担当物件を任され、右も左もわからないままがむしゃらに働いていました。
									次から次へと仕事が舞い込んで、正直「しんどいな」と思うこともありましたね(笑)。
									鵜飼:僕もまったく同じです。毎日やってもやっても終わらない仕事に追われていましたが、リオを出てから気づいたんです。「あのとき自分がしていた仕事って、実はとんでもなく細かくてレベルの高いことだったんだな」と。
									宮武:ほんとそう。当時はただがむしゃらにやっていただけだったけど、今振り返ると求められていたレベルの高さこそが、あの努力の正体だったんだよね。社会人のスタートで、あれだけ本気で打ち込める環境に出会えたのは、本当に幸運だったと思います。
								 
								
									リオを卒業後の人生
									宮武:僕は「リオで培った力がどこまで通用するのか試してみたい」と思って、10人ほどの規模の会社に転職しました。そこでは不動産事業の立ち上げをお手伝いし、その経験を経て独立という流れになりました。
									鵜飼:僕はリオで7年半働いたころに、少し角度を変えて経営を学びたいと思い、経営コンサルティング会社へ転職しました。それまでも宮武さんにはよく飲みに連れて行ってもらっていたので、宮武さんが独立されたときは素直に「かっこいいな」と思いましたね。
									宮武:その後、鵜飼が独立を考えていると聞いて「一緒にやらないか」と声をかけたんですが、「自分でやります!」ってあっさり断られました(笑)。
									鵜飼:ごめんなさい(笑)。でもやっぱり、転職じゃなくて“起業”がしたかったんですよ。
									宮武:そう。それで結局僕の方が一旦鵜飼の会社に合流する形で一緒に起業し、その後それぞれに会社を持つことになりました。今では会社は違えど、同じ業界で仲間として切磋琢磨できるのは本当にありがたいことだと思っています。それも、リオで一緒に働いていたからこそ築けた関係なんですよね。
									鵜飼:そうですね。今でも仕事の相談をさせてもらいますし、こんな近くに起業家の先輩がいてくれるのは本当に心強いです。
								 
								
								
									リオで得た経験
									宮武:入社してすぐ、先輩から「どんな仕事も作業で終わらせるな。発注者の目線で“なぜやるのか”“何を求められているのか”を考えろ」と言われたんです。その言葉は今でも自分の中に残っていて、仕事の軸になっていますね。
									鵜飼:僕は、リオで経験したことすべてが正解だったと思っています。管理も売買も、どちらも“当事者”として経験したからこそ身についた理解力やコミュニケーション力がある。これから起業を目指す学生さんがいたら、「リオでできる経験は、間違いなくその後の人生を変える」と伝えたいです。
									宮武:仲間も、仕事も、経験も──。社会人1社目って、その人の“常識”をつくる場所だと思うんです。そういう意味で、僕は心から「リオを選んでよかった」と思っています。